皆様こんにちは。
拳人のセカンドキャリア＃1は彼です。
元金子ジムのフェザー級ボクサーで日本フェザー級7位まで行き、現在はストレッチトレーナーとして活躍中の後藤（和嶋）俊光さん。元ボクサー→Dr.ストレッチ全国指名1位→個人事業主→法人化という経歴で「思い通りの人生を送りたければ健康であれ！」をモットーに活動されているパートナーストレッチの専門家です。
彼は木村悠さんのオンラインジムで知り合った友人ですが、今回は改めてボクサーになったきっかけから現役時代の思い出、現職のストレッチトレーナーの事から今後の展望までをがっつり聞いて参りました。
- 現役を引退したボクサー達のセカンドキャリアを応援したい！
- ストレッチトレーナーという職業に興味があり、仕事内容を知りたい！
- 「異業種への転職」も多い時代。未経験業種へ転職しての成功例に興味アリ！
後藤（和嶋）俊光プロフィール
後藤（和嶋）俊光
出身地：長野県佐久市
生年月日：1982年12月16日生まれ
現役時代最高ランク：日本フェザー級７位
プロ戦績：24戦12勝5KO11敗1分
現職：ストレッチトレーナーとして15,000人を超えるお客様をケア
振り返るボクサー現役時代
ボクサーになるきっかけから、金子ジムに入門するまでの経緯を教えてください。
「ボクサー＝強さの象徴だという憧れを少年時代から持っていて、強くなりたいと。初めてボクシングマガジンを買ったのは17歳の時でした。高校の先生が探してくれたヨネクラジムに、高校卒業後に入門したんです。当時は2001年で畑山隆則＆ガチンコ人気の絶頂期。毎日何百人もの練習生が来ていて、このままヨネクラジムに居ても埋もれてしまうと思って移籍を考えた末、縁あって入ったのが金子ジムです。フェザー級でファイター寄りの左ボクサーファイターのスタイルで戦っていました」
このままだと埋もれてしまうと考えヨネクラジムから移籍…畑山隆則さんもそうでしたね。プロで24戦12勝5KO11分1分の戦績を残されていますが、その中で自身が選ぶベストファイトが聞きたいです。
「後に有名になった選手で言うと名護明彦さんと対戦した事がありますが、ベストファイトは21試合目でズリナンカンに勝った試合です！これで負けたらどうなるんだ？と自問自答した結果、負けたら全てダメになると思って…なので負けたら自殺しようと思って死に方まで決めてました。ボクモバの勝敗予想は100%僕が不利。70%はKO負け予想。それを引っくり返したんです！」
「開始と同時に勝負を仕掛けて、左ストレートをジャストミートさせて1回KO勝ちしました。それまで負けて泣いた事はありましたが、勝った試合で初めて涙が止まりませんでした。最高の思い出ですね。ボクシングをやってチャンピオンベルトは獲れなかったけど、自分で自分を心から肯定できる試合であり大切な誇りです」
ストレッチトレーナーを選んだ理由
引退後、セカンドキャリアにストレッチトレーナーの道に進んだのはどんな経緯からでしょうか。
「出会いはボクサー現役中でした。仕事を探してる時たまたま見た総合格闘技の有名選手のトランクスに《Dr.ストレッチ》の文字を見かけたのがきっかけです。試しにストレッチを受けてみたら…なんだこれは！となりました。あの時の感動は今でも忘れられません。人に身体を伸ばしてもらうのは初めてでしたが想像以上に痛い！それと同時に、みるみる身体が変わっていくのが実感できました」
それが後藤（和嶋）さんとストレッチとの出会いだったんですね。
「はい。アスリートは少しパフォーマンスを改善するため死に物狂いの努力をしているのに、ストレッチをたった1回受けただけで何センチも可動域が変わったのは衝撃で。やる意味あるのかな？って馬鹿にしてたストレッチに実は凄い効果があるんだという事を体感したんです。肩・腰が痛い、腕が上がらないなどの悩みがストレッチで快適になって感動したんですよ」
「こんなに素晴らしいものなら自分もそれを必要としている誰かに提供できる様になりたい。同じ様な感動を感じて欲しいと。働く先もドクターストレッチにしたのは店舗が近くに有ったからというのと、あとは結婚したかったんです＾＾奥さんのご両親に挨拶に行ってたらOKを貰えなくて。なのでドクターストレッチで正社員として頑張って結婚を認めて貰おうと。原動力は奥さんです」
「家族のために頑張る！という思いでDr.ストレッチに入社し、1年で全国に1000人いるトレーナーの中から指名件数1位を獲得しました。その後に独立して、体の不調に悩む15,000人を超えるお客さんをケアし、劇的な改善に多くの方から感動の声を頂くようになりました」
ストレッチマジックの魅力
ストレッチマジック＝アスリートやスポーツを楽しみたい人たちの身体の可動性を劇的に変える、魔法のようなパートナーストレッチとの事ですが、詳しくはどういうものなのでしょうか。
「ただ伸ばすだけのストレッチではなく、身体の構造に合わせてアプローチしつつ効果を最大化できるリラックスを提供するため、うわっ！全然違う！という驚きを体験していただけます。気持ち良いだけではなくパンチのストロークが伸びる、ゴルフのスイングが変わる等、スポーツや実生活で効果を体感できるストレッチなんです。睡眠の質、集中力、ひらめき、反応、反射、可動域、脱力がしやすい体を作ることができます」
ストレッチと言いつつ、詰まるところは受けるお客様の人生を幸せにするきっかけ…それぐらい良い影響を与えられるサービスなのですね。
「個人差はありますが、目指す所はそうですね。肩・腰が痛い、腕が上がらないなどの悩みがあれば、一度試してみて欲しいです。骨格や筋肉の知識・沢山のお客様の身体を診てきた経験からその方に最適なストレッチをして、思い描く人生を送るお手伝いができます。施術後にはきっと僕が初めてDr.ストレッチを受けた時のような《感動》を覚えていただけるはずです」
ストレッチトレーナーの苦労
やりがいの部分はとても分かりましたが、この職業で苦労するところはどんなところですかね？
「お客様の中には、効果が出ない方も稀にいらっしゃる事です。そういうお客様には感動を与える事がすごく難しい。どうしたら良いだろうなぁって悩むし、時間を巻き戻す事はできないのでそういうところが大変というか辛いですね」
そういう時もあるのでしょうね。その時はどうやってその局面を打開していくのですか？
「自分が持つ全ての知見を駆使して、お客様と向き合い続けます。それを経験として積み上げていきますので、だんだんそういう事は少なくなっていく。なので”お客様と向き合い続ける事”が今話せる答えかなと思います。」
ボクサーだった事が役に立ってる事
ストレッチトレーナーの仕事の中で、ボクサーだった事が役に立ってるなと思う事はありますか？
「感覚が鋭いです。ボクシングは対戦相手と嘘をつきあう騙し合いのスポーツ。こう殴るぞ！と思わせといて違う事をして、フェイント（嘘の上塗り）を重ねて最後は本命のパンチで撃ち抜きます。それを瞬間・瞬間で判断しなければいけないリングの上で戦ってきたので、今この瞬間にストレッチが効いているのか？の判断力が鋭いんだと思います」
めちゃ良い！そういう話、もっと欲しいです！＾＾
「同じお客様でもその日の体調や疲れによってストレッチの効き方が変わって来ます。今どんなストレッチが効果的かはその時その時で判断しますが、これは誰もが感覚値として持っているスキルではないと思うし、ボクシングというフルコンタクトスポーツをやって来たからこその”嗅覚”の様なものだと思います」
めちゃくちゃ刺さる！すごくいい話。そして元ボクサーなら誰でもそういうスキルがあるのか？というと話は別の様に感じます。きっと後藤（和嶋）俊光さんならではですね。
「ですかね！＾＾あとは体力がレベチです。疲れてるとパフォーマンスが下がるだけではなく、メンタル的にも機嫌が悪くなったり一定以上の対応ができなくなってしまいますが、元アスリートだったからこそアスリート以外なら疲れて不可能な働き方を可能にしているなっていうのは感じます」
これから先の事業展望
これから先の事業展望を教えてください。
「おかげ様で最近は口コミや知人の紹介などでお声掛けいただく事が多く感謝してます。ストレッチトレーナーはお客様に涙を流して喜ばれる職業。そんな素敵な仕事なので現場のプレイヤーはもっと経済的に豊かになって良いと思ってるんです」
ストレッチを求めるお客様に価値提供しつつ、ストレッチトレーナーを《より価値ある職業》にしていきたいという事ですね。
「そうですね。まずは近いうちに店舗の出店を計画してます。大きくチェーン展開するかは考え中ですが、まずはこれから出す店舗を軌道に乗せる事に集中していきます。少数精鋭でプレイヤーがなるべく豊かになる様な仕組みでやっていきたいと考えています。未体験の方、ぜひ一度試してみてください！」
受けてみたい方はこちら
後藤（和嶋）俊光さんのSNS、公式サイトです。彼に興味がある方、ストレッチを受けてみたい方は是非コンタクトを取ってみてください。
特にこの自己紹介LPはよく作り込まれており、村田諒太を始めそうそうたる有名アスリート達が彼のストレッチで笑顔になっているのが分かります。ビビッと来た方は初回お試しもありますので是非体感してみてください！
後藤（和嶋）俊光さんの魅力
後藤（和嶋）さんは僕の友人です。元世界王者の木村悠さん、BOXINGART運用者の飯塚さんらと食事させていただく仲なのですが、お会いする度に思う彼の印象はひとたらし！声が良い！声優さん向きなのでは？と思うようなイケヴォなのです。
ストレッチトレーナーの仕事の中で、元ボクサーだった事が役に立ってるなと思うのはどんな時ですか？という質問への彼の回答「ストレッチの効き方を探る際の感覚が鋭さ。ボクシングというフルコンタクトスポーツをやって来たからこその”嗅覚”は自分だからこそ持っている」はグッと来る言葉でした。最高にカッコいい！こんな風に元ボクサーの経験を活かしてセカンドキャリアを歩む人々を、これからも取材し応援していきたいです。
以上、拳人のセカンドキャリア＃1「ストレッチトレーナー・後藤（和嶋）俊光」編でした！
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