皆様こんにちは。
拳人のセカンドキャリア#2は彼です。
元大阪帝拳ジム⇒大橋ジム所属・Sバンタム級で快進撃を続け、ボクシングファン注目の存在だった中澤奨さん。ボクサー引退後の現在は上場企業プレサンスコーポレーションの不動産営業マンとして活躍されています。
中澤さんとは以前に彼が細川貴之さんのBar the GORILLAで働いていた時に飲みに行って知り合いました。元同僚で友人の井上尚弥さんの世界戦は毎回上京して応援しているそうなので、今回は井上戦のタイミングでアポをいただき、がっつりお話を聞いて参りました。
- 現役を引退したボクサー達のセカンドキャリアを応援したい!
- 投資用不動産の営業職に興味があり、仕事内容を知りたい!
- 「異業種への転職」も多い時代。未経験業種へ転職しての成功例に興味アリ!
中澤奨プロフィール
中澤奨
出身地:大阪府大阪市出身
生年月日:1992年12月9日生まれ
アマ戦績:102戦92勝45RSC10敗
プロ戦績:16戦12勝6KO4敗
現役時代の通称:浪速のショー
現職:株式会社プレサンスコーポレーションにて投資用不動産の営業職。
1.8億円を売り上げ、半期に一度選出される優秀社員賞を受賞。
振り返るボクサー現役時代
ボクサーになるきっかけから、大阪帝拳ジムに入会するまでの経緯を教えてください。
「きっかけは辰吉丈一郎さんです。彼の存在が無ければ僕はボクシングをやってなかったかもしれません。辰吉さんのリングでの戦いぶり、圧倒的なカリスマ性に憧れて小学校1年生の時に大阪帝拳ジムの門を叩きました」
小1からですか!その頃はちょうど辰吉さんが世界チャンピオンに返り咲いた時期ですね。
「はい。最高にカッコ良かったですね。僕のスタイルは右ボクサーファイターで辰吉さんよりはボクサー寄りの戦い方です」
「高校で4冠を獲った後、2012年のロンドン五輪を目指しましたが清水聡さんに負けました。プロで世界チャンピオンを目指してデビュー戦を戦ったのが2013年です」
順調に白星を重ねるも9戦目でテイル渥美にTKO負けで初黒星。翌年に日野僚に判定負けで2敗目。このタイミングで大阪帝拳ジム⇒大橋ジムに移籍したんですね。
「はい。大きく環境を変えたくて。尚弥を筆頭に実力者が集う大橋ジムで自分を鍛えてもっと強くなりたい。強くなって再起して、更に上を目指すんだと。そう考えての移籍でした。現実は自分の思うようには行きませんでしたし、移籍して2年でボクシングを辞める事になってしまったんですが、大橋ジムの皆と切磋琢磨した時間は大切な思い出。かけがえのない宝です」
不動産営業の道を選んだ理由
現在の不動産営業職の道に進んだのはどんな経緯からでしょうか。
「これから何しようかって考えながらバーで働いてた時、今の会社(プレサンスC)の人達がお店に飲みに来て、そこで色々な話をする中で仕事内容を聞いて興味を持ったのがきっかけです。それからプレサンスCの事業内容を調べまくって、同じ不動産事業をやってる会社に何社も面接を受けに行ったのですが、これでもかと落とされました(苦笑)最終面接まで行って落とされると本当辛かったですね」
面接で尊敬する人は誰ですかと聞かれて辰吉丈一郎と答えましたか?^^
「え(笑)それは聞かれなかったですね^^そんな中、業界NO.1企業のプレサンスもダメ元で受けてみようと思ったんです。応募した時はダメ元という気持ちですが、いざ面接行く時は決めてやるぞって気持ちで。
そしたら、当時の面接官(今は部長職)が僕の事をすごく気に入ってくれたんですよ。”未経験でも俺はおまえみたいなヤツが好きだ!”と言ってくれて。それで内定をいただいたのが入社までの経緯です。業界NO.1企業に入った。自分はここで活躍できる…!そんな気がしてました」
実際に中澤さんは1.8億円を売り上げて、全社員の中から半年に一度選ばれる優秀社員賞を受賞したんですから、その面接官の方は見る目があったし、中澤さんの《自分が活躍できる》も見事に有言事項となったわけですね。凄い!誰でも出来る事じゃないですよ。
投資用不動産・営業職の仕事内容
今の仕事の内容について中澤さんに詳しくお聞きしました。
仕事の内容
投資用不動産の営業はマイホームなど自分が住む為の不動産ではなく、投資用の不動産を販売すること。人に貸すことで収益を上げる不動産ですので《収益を生み出す投資用の不動産を販売すること》が僕ら営業の仕事です。
新築分譲マンション、一棟マンション・アパート、土地活用、中古物件仲介…など様々な種類がありますが、僕が担当しているのは新築のワンルームマンションです。
基本的には自分から電話を掛けて、投資用ワンルームマンションを購入してくれそうなお客様を探すことからスタート。営業リストの中から順番に電話を掛けてアポイントを取得することを目指します。
アポイントが取れたら、お客様のニーズのヒアリングから商品説明まで一通りを行う商談となります。駅前立地のワンルームマンションなので基本は"即決"商品であり、"即決"をいただく営業です。
商談で合意に至れば契約締結。契約に必要な書類の説明から押印まですべて担当営業マンが一人称でとりまとめます。
投資用不動産・営業職の魅力と難しさ
この仕事の魅力と難しさを詳しくお聞きしました。
投資用不動産営業の良いところ
- 未経験からでも結果次第で稼げる
- 富裕層の人脈を形成できる
- 比較的転職がしやすい
未経験からでも結果次第で稼げる
給与体系は基本給+契約によるインセンティブ制なので学歴や年齢、社歴など一切関係なく、営業成績で給料は大きく左右されます。未経験入社でも結果を出せば高年収を実現できる魅力があります。
業界での人脈を形成できる
富裕層に対してもアプローチできるので、成功すれば富裕層の人脈や不動産業界での人脈を形成できるメリットがあります。
比較的転職がしやすい
入社難易度は会社によって違いますが、不動産業界自体は未経験からでも比較的転職しやすい業界であり、実力が付けば不動産業界内での転職によるキャリアアップも可能です。
中澤さん的な、一番のやりがい
お客様から感謝の言葉をいただいた時です。実力次第で成功できるというのはボクサーも不動産営業も同じで、勝てば対価を手に出来ますが、やっぱりお客様に貢献する事が出来て、「中澤さんと出会えて良かった、ありがとう!」と言われる時が一番最高ですね。
「中澤さんから買いたい」そう思っていただける営業マンを目指す事がやりがいです。
投資用不動産営業が簡単じゃない理由
不動産の中でも投資用の営業は難易度が高いと言われてます。理由は主にこの3点。
- 生活必需品ではない
- 購入金額が高額になる
- ニーズを引き出す事が必要
生活必需品ではない
住むための物件探しであれば、条件さえ合えば契約に至りますが、投資用は《無理して買わなくて良いもの》なので簡単に断ることが出来ます。
購入金額が高額になる
高額商品なので営業する相手にはお金持ちも含まれますが、お金持ちは既に不動産投資をしてて家賃収入を得ている人が多く、不動産に詳しくて目が肥えているお客様も多い。営業担当が豊富な知識を持っている必要がありますし、収益性に優れた物件でなければ相手にされません。
ニーズを引き出す事が必要
お金持ちだけでなく平均的な年収の会社員のお客様も購入可能な物件を取り扱いますが、相手が投資用不動産に全く興味がない状態からアプローチをする事がほとんどなので、まだ顕在化してないお客様のニーズを引き出して話を進めていく推進力が必要です。
中澤さん的に大変なところ
「少し休みが取り辛いところはあるかなと思います。急に商談のアポイントの話が来た場合でも、チャンスなので逃さず営業したい!となりますからね。それも自分の業務バランスで調整できる範囲ではあります。あとは特に大変だとは感じず自分にとても向いてると思います。結果次第でどんどん稼げるし上に行ける実力主義の世界ですから」
ボクサー経験が役に立ってる事
今の仕事で、ボクサー経験が役に立つのってどんな時ですか?
営業がやりやすい!
「まず、営業がやりやすい。電話しながら《中澤奨と申します。僕の名前を検索してください。ボクシングやってたんで写真が出てきます》というと見てくれるんですよ。中澤君、ボクシングやってたんだね~写真見たよって言って貰えるので、そこである程度自分の事を知って貰える。そこから、お客様のことも教えてください~とインファイトに持っていけるので便利ですよ^^」
なるほど~!それは検索結果に沢山の写真が出て来る程の活躍をされた中澤さんならではの武器ですね。
打たれ強さはデフォルト
「あとは打たれ強さがデフォルトなのでテレアポで連続で断られたりしてもなんとも思わないです。プロボクシングは命の危険と隣り合わせのスポーツですが、営業を断られても死ぬ事はないですから」
く~!説得力あり過ぎ!営業されてみたい^^
「営業しましょうか(笑)ボクサーの現役引退後のセカンドキャリアで、この投資用不動産の営業職は《未経験から充実したキャリア構築と収入を得られる仕事》として僕は自信を持っておすすめします。自分自身が、今仕事が楽しくてしょうがないんですよ。早く仕事したいなって休みの日でも思うぐらいなので」
まさに天職…という感じがします。素晴らしい!
コンタクトを取りたい方はこちら
中澤奨さんのSNSアカウントの紹介です。彼に興味がある方、投資用不動産に興味がある方は是非コンタクトを取ってみてください。
普段は大阪で勤務されていますが、たまに東京にも来ている様で、井上尚弥の試合は必ず現地応援にかけつけています。
取材を終えて
言われなければ元ボクサーとは思われないのでは?という様な爽やかな風貌の中澤さん。元ジムメートの井上尚弥さんは年齢の近い友人(学年1つ違い)として今も連絡を取り合っているそうで、井上尚弥さんから電話が来る事もあるそうです。
モンスターは昔のジムメートなら誰にでも電話するのでしょうか?僕はそうは思ってないんです。
シンプルに中澤さんと仲が良いのもあるのでしょうが、きっと《ボクシングを辞めて、全く別の世界に飛び込んでも頑張って結果を出してる中澤さんへのリスペクト》もあるのではなないかなと、勝手にそう思いました。
投資用不動産の営業職、チャレンジしてみたい方は飛び込んでみてはどうでしょうか。「完全実力主義」はリングの中のボクサーと同じですね!
以上、拳人のセカンドキャリア#2 不動産営業マン・中澤奨 編でした!
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