皆様こんにちは。
ボクサーのお店レポ、第75回は特別編!
シェフを自宅に呼んで調理して貰うというスペシャルな会です。年末に友人のTさんからこんなお誘いをいただきました。
「元ミドル級ボクサーで、フランス料理《オーグルマン》シェフの横崎さんをウチのマンションのパーティールームに呼んで新年会しましょう。横崎さんにはゲストルームに宿泊してもらいます。パーティールーム内にキッチンがあるので、そこで調理して貰い、フレンチを食べながらマニアトークしましょう!」
なんという素晴らしい企画…開催日は1月上旬のある日。5人のボクヲタ達がTさんの住む都心タワーマンションに集結。その日の思い出を共有いたします。
ボクヲタ新年会の場所
都心のタワーマンション。住人は予約して自由に使えるパーティールームがこちら。窓から見える夜景も素晴らしい。
まるで高級ホテルのラウンジ
4人ともこの場所に来るのは初めて。豪華なパーティールームに少し戸惑いながら荷物を置いてダイニングテーブルへ。
贅沢な14人用テーブル
映画に出て来そうな広いダイニングテーブルの半分を、5人で自由に使えるという贅沢仕様。
この日限りの専用キッチン
冷蔵庫付きの広いキッチン。横崎さんがここで腕を奮って自慢の料理を作ってくれます。飲み物は各自持参だったのでビールや焼酎を持参。
豪華ゲストルーム
途中から場所を変えて横崎さんが宿泊するゲストルームにもお邪魔する展開に。ベッドが2つあったので、もし独身の頃だったら終電忘れてここで寝てましたね^^
ツワモノ達の至福の時
この日集まった5人はボクヲタ会のツワモノ達。皆、自分より遥かに観戦歴の長い熱烈ボクシング通の先輩方ばかりです。
選ばれしマニアたち
皆様、とても立派な職業に就いておられる方々です。それぞれ携わる業種業界は全く違いますが、ボクシング好きという熱い共通点ひとつで、話が尽きることはありません。
よく話題に上がったボクサー達
ちょうどWOWOWエキサイトマッチで80年代の中量級黄金時代の特集をやっていた時期というのもあって、その話が中心に。それぞれの推しボクサーへの熱い思いを聞くのは楽しい。日本人選手で一番話題に出て来たのはジョー。辰吉丈一郎は永遠のカリスマです。
デザートは移動してゲストルームで
パーティールームの使用可能時間を過ぎてしまったので、デザートは横崎さんが宿泊するゲストルームにお邪魔して、そこでいただくことに。全盛期のファイティング原田のラッシュの様に、ボクシングトークが止まらない。
オリジナル新年会コース
横崎さんはこの日のために手書きのメニューまで用意してくれていました。たっぷり9品のボクヲタ新年会特別コース。
フランス語の下に日本語でも書いてくれる丁寧さ。最初にコースのコンセプトを説明してくれて、それから一品目が運ばれて来ました。
野菜サラダ・生姜のコンソメスープ
大きめに切られた野菜達にコクのあるドレッシングをかける贅沢な前菜。すっきりとした生姜のコンソメスープも美味しい。
和牛タルタル・牡蛎の特製ソース
牡蛎って普段、家では食べないので外食の時だけなのですが、2022年最初の牡蛎は甘めの特製ソースがよくマッチして素晴らしい味わい。
和牛ロースト・トリュフのリゾット
このお肉の厚さ!この厚さの和牛を程良く焼くテクニックはかなり修業が必要だそうです。味はもう最高の一言。ずっと食していたい。トリュフのリゾットも優しく贅沢に胃を満たします。
カスタードプリンとキャラメルアイス
和牛とリゾットの後で超満腹だったので、デザート食べれるかな…という心配は一口目で吹き飛びました。クリーミーで上質な甘みが至高の時間を彩ります。ウマい。あまりにもウマすぎる。
横崎さんとの会話録
日本ミドル級のボクサーとして国内の強豪達と戦い、日本タイトル挑戦も経験している横崎さん。憧れの選手や現役時代の思い出、料理への情熱を熱く語ってくれました。
好きなボクサーはハグラー
この日集まったファン達は80年代の4強の話で盛り上がっており、時おり横崎さんも料理を出しつつ会話に交じってくれました。
「なんだかんだレナードが好きな人って多いですよね。僕はハグラーが好きなので対照的なレナードはあんまり…です笑 ハグラーが野獣ジョン・ムガビをKOした試合は痺れましたよ。試合展開のコントロールから最後のフィニッシュまで全てが理想の動きでした」
竹原慎二との激しい打ち合い
現役時代は田島吉秋、上山仁、ケビン・パーマー、寺地永…とてつもない強豪達と拳を合わせて来た横崎さん。あの竹原慎二との一戦について。
「ゴング前にリング中央で向き合う時、顔を寄せて睨みつけて来たんです。アタマに来て、この小僧~!って打ち合いに行った結果、スタミナ切れてKOされちゃいました^^懐かしいなぁ。日本初の世界ミドル級王者になってくれた時は嬉しかったですよ」
エネルギーになる料理を作りたい!
日々忙しく仕事に追われている人たちと、その人たちを支えている人たちが、力強く活動する為のエネルギーになる料理を作りたいと熱く語る横崎さん。
「有機無農薬やオーガニックとかには特別な興味はありませんが、良質な食材の美味しい料理を食べて欲しい。質に拘って見つけて来た食材を自分で最大限に手を施して、一皿に仕上げるのがオーグルマンのフレンチです」
横崎フレンチの推しポイント
いや~マニア同士の語らい+横崎さんのフレンチという激アツなコンビネーション!贅沢過ぎます。この味は横崎さんのお店《オーグルマン》でぜひ体感して欲しい。推しポイントはこの3点です。
横崎フレンチはココが違う!
- 徹底した食材への拘り
- ボリューム満点の肉・肉・肉
- ボクシングトーク
徹底した食材への拘り
食材は産地や銘柄によらず、横崎さんの目利きで確かだと思うものだけを採用。豚や牛の種類による味や肉質を調べる時も、どういう交配かまで確認して信頼できる業者とだけ付き合う事をポリシーにしているとの事。
ボリューム満点の肉・肉・肉
これを味わうと薄いステーキじゃ物足りなくなります。フィレならば最低5センチか6センチの厚さ。三角でもブロックで焼き上げます。フレンチのテクニックを使っての極上の牛肉料理は最高の一言。
ボクシングトーク
今も変わらないボクシング愛をお持ちなので、横崎さんの現役時代の話(あの西島洋介山と一緒に練習した時のエピソード等)からアッと驚く裏話まで楽しめます。村田諒太vsゴロフキンの予想ネタでも盛り上がります。
以前は六本木にあったオーグルマンですが、現在は移転しており、お店の情報はこのFacebookページからご確認出来ます。完全予約制となっており、事前相談すれば今回の様に東京に出張して貰う事も可能です!
元ボクサーのフレンチと言えば、五反田にある田辺年男さんのヌキテパが有名ですが、横崎さんのオーグルマンはまた違ったタイプの拘りでファンを満足させてくれます。ああ…既にもう一回味わいたい!
以上、第75回ボクサーのお店レポ特別編「元日本ミドル級1位、横崎哲の拘りフレンチでマニアトーク!ボクヲタ新年会」でした。
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