皆さん、こんにちは。
第4回のボクサーのお店レポはこちら。
元WBA世界スーパーバンタム級王者、李冽理さんの溶岩焼肉バル「AKANEIRO」です!
空間把握力が抜群の右ボクサーファイター。
日本フェザー級王者時代、東洋太平洋フェザー級王者時代含め国内の強者達と凌ぎを削って来ました。
榎洋之、天笠尚、福原力也、木村章司、竹中良…戦ったライバル達の顔ぶれをズラッとあげるだけもこれだけ凄い。
圧倒的不利を覆して世界を獲ったプーンサワット戦。互いに倒し倒されの大激闘となった下田昭文戦。数々のメモリアルファイトを残してくれた通称"Let's Lee"彼が引退後、ワイン専門学校でソムリエの勉強をしながら飲食店で働き、料理と接客を学んだうえで2017年5月に満を持してオープンしたのがこのAKANEIRO。
店名の由来は、富士山が夕焼けに焼けて綺麗に映る姿と、溶岩石を使った焼肉バルはどちらも茜色。そこからつけたそうです。
お店の場所と外観
JR「上野駅」不忍口から徒歩5分、JR「御徒町駅」北口から徒歩5分、東京メトロ「上野広小路駅」「上野御徒町駅」から徒歩3分、「湯島駅」から徒歩2分という好立地です。
上野駅方面から来る方が多いのと思うので、上野駅からお店に向かう際の目印を紹介しておきますね。こちらです。仲町通り。
この仲町通りの入口まで来れば、あとはここを真っ直ぐ歩いていけば右手にお店が見えてきます。
お店の外観はこんな感じ。
左手にあの名勝負のポスターが飾られてますね。村田諒太vsロブ・ブラント、拳四朗のカッコ良いポスターも。
更に李冽理さんとボクサー達との記念フォトパネル!
あの選手にあの選手にあの選手…店内で撮影したものもあれば、それ以外のものも含まれてますね。
内観と"熱い"サイン色紙達
「人が生きる為に必ず必要なのが"食"です。応援してくださったファンの皆様に"食"を通じて恩返しがしたい」そう話す季さん。
焼き肉専門店から洋風バルまで都内の各店をめぐり、どんなお店が繁盛店なのか、どんな接客スタイルなのか、どんな売れ筋メニューを出しているのかを研究し尽くした結果、李さんが行きついたのがこのお店のスタイル。
1階はワインとチーズと野菜がテーマ。
2階は焼肉スタイルで最高級のA5和牛を少量から注文できます。
落ち着いて座れる1階のカウンター席はこんな感じです。お1人様も大歓迎。
カウンターに座ると正面には季さんの現役時代の表彰状や写真。それと一緒にさりげなくボクシングマガジン最新号が置いてあります。
カウンターに座って右側には、世界を獲ったプーンサワット戦の写真パネル。その上には大きいテレビモニターがあります。
世界戦の日に来店して、ここでワインを飲みながら観戦するというもの楽しみ方のパターンのひとつではないでしょうか。
カウンターの後ろを振り返れば、そこには熱いサイン色紙の数々が。サイン色紙と記念写真を一緒に重ねる様にして、丁寧に飾ってあります。
季さんが所属していた横浜光ジムの先輩、畑山隆則氏のサイン。彼のサインをまじまじと見るは初めてかも。こんな書き方をされてるのですね。
そしてこの方々。
2010年代のボクシング界を引っ張った立役者。山中慎介氏と内山高志氏。
他にも紹介しきれない程の素晴らしいサインの数々が、壁狭しと飾られております。先日の井上尚弥vsドネア戦の長谷川穂積氏じゃないですが「いつまでも見ていたい」そんな気分になってきますね。
2階はこうなっています。
仕切りを取って大人数用にすることも可能なテーブルエリアですね。
更に2階にはゆっくり出来る個室も。
今回は家族3人でこちらの個室を使わせていただきました。
メニュー紹介
ドリンクはワインからシャンパン、本格焼酎からカクテルまで「和バル」に相応しい品揃えです。ドリンクはメニュー表がとても多いのでフードメニューだけ載せますね。
前菜サラダ、和牛刺し
究極A5番和牛 ステーキ、海鮮、野菜
究極A5番和牛 溶岩焼肉、とろける和牛一品
一品料理
スープ、お食事
最高級A5番 黒毛和牛コース
ランチメニュー
(画像が荒くてすみません)
溶岩石での焼肉と絶品の品々
念願の初アカネイロ!
ここぞとばかりに沢山頼みました。
アカネイロサラダ
野菜パリパリ、イタリアンドレッシング系の上品な味付けのサラダ。店名が入ったメニューだけあって、このお店を象徴しています。
キムチ盛り合わせ
味は勿論、ビールと一緒にすぐ持って来てくれたのが嬉しいです。
味付けカリカリポテト
一個一個のポテトがかなり大きいです。味付けが少し甘めだったので、小さく切って2歳半の娘に食べさせるのにちょうど良かったです。
特上カルビユッケ
ユッケの中心にある卵をゆっくりとかきまぜて、ユッケと卵が混ざっていく瞬間がたまりません。
特上和牛握り
自慢の和牛を使った握り寿司です。後半で頼みたかったのですが、我慢できず前半戦でサラダと一緒に頼んでしまいました。美味い。
ユッケジャンスープ
中に入ってる牛肉にもスープがよく染み渡っていて、辛さも丁度良し。辛いけど、辛過ぎないですね。
焼肉
左からタン塩、カルビ、ロースです。
この溶岩石プレートで焼くことで、遠赤外線効果で食材の芯まで熱が入りふっくらと仕上がります。火力を強くする必要がないので焦げる心配もなく、環境に優しく大きな煙がたたないのも特徴との事。
確かにその通りでした!小さな子供と一緒だと、そういう安心感も嬉しいですね。
焼けたカルビ、最高です。
ライス
アニメの日本昔話ばりの大盛りですが、これでも普通盛りです。
冷麺
スープが少ないかな?と思いましたが、食べ始めたら麺と麺の間に程良く絡んできて、とても美味しくいただきました。
この日のお会計
2歳半の娘と3人で満腹にさせていただき、お会計は約18,000円でした。
最高級A5の牛肉を使っていて、お店のコンセプトも上質な空間と食事を提供する溶岩焼肉バル。当然ながら大衆焼肉店の値段ではありませんが、同じランクの牛肉をもっと高い値段設定で出しているお店も多いです。
ボクシングファン以外の人からしたら、店内のグッズや元世界王者のサービスを受けられる事はメリットに感じないかもしれませんが、それを差し引てもトータルでのコスパは高いどころか安いのではないでしょうか。僕はそう思います。
フジテレビのダウンタウンなう「本音でハシゴ酒」の撮影場所にこのお店が使われた事があったのですが、その時はカイノミ、上ロース、牛ヒレ肉とフォアグラのソテー、うにとワサビのリブロース焼きが出演者達に出されています。
坂上忍も長山洋子もその味を絶賛してました!
李冽理さんとの会話禄
まずご挨拶と共に握手していただきました。
試合を見て熱くなったボクサーの方と握手する瞬間の感動は、何にも代え難いものがあります。たまりません。
ご自身の試合で、一番好きな試合ってどれですか?と聞くと「いやぁ~どの試合も緊張し過ぎて覚えてないぐらいで、好きな試合とかはないんですよね」
ファン同士で話す時は"好きな試合"トークは広がるけども、実際に戦ってきたボクサーの方々と話すとこういう回答が来る事は意外に多い気がします。戦う側だとそうなのかもしれません。そんなリアルな言葉が聞けるのもまた、ファンとしては嬉しいものがあります。
そしてこう話してくれました。
「だいたい噛ませ犬で呼ばれて、そこでどう戦うかでした。周囲の期待が変わったのは榎洋之さんとの試合です。誰も僕が勝つと思ってなくて。あのチャンスをモノしたのは大きかったですね」
世界を獲るボクサーは誰しも、そこに辿り着くまでに"期待を抱かせる試合"を見せてのし上がっていきます。李さんのボクシング人生において、榎戦の勝利はそういう分岐点になったのだろうと思います。
月並みな質問ですが、世界獲ったらやっぱり世界が変わりましたか?
「180度変わりましたね。防衛出来なかったので、世界王者だったのは4ヵ月間なんですけど、周りの変化は想像以上でした」
確かに彼の王座在位期間は短かったのですが、当時盤石の評価を誇ったプーンサワット相手に12回の技術戦を戦い抜いて勝利した、2010年10月2日の輝きは消えません。絶対不利の予想を覆した大金星は本当に眩しかった。
この2010年は4月にエドウィン・バレロが帰らぬ人となり、長谷川穂積がモンティエルに敗れるダブルショック。それから半年後の10月、まだ失意の底のボクシングファン達はあなたの劇的な勝利にどれだけ勇気づけられた事か。
「可愛いですね。何歳ですか?」
2歳の娘に話しかけてくれる優しい李さん。
季さんはアメブロを定期的に更新されているのですが、そこでこんな写真を見つけました。
伊藤雅雪ファンの方々は、上野に来たらとりあえずこのお店を覗いておいた方が良いのではないでしょうか。伊藤雅雪氏のインスタにも「来たかったアカネイロにやっと来れた」みたいな投稿があったので、そのうちまた来店しそうですよね。
そして、今をときめくモンスターとの写真。
お酒のツマミにするのは余りにもおこがましい笑
"Let's Lee"と"モンスター"のナイスショットですね。
各試合会場からの距離感
JR「上野駅」不忍口から徒歩5分、JR「御徒町駅」北口から徒歩5分、東京メトロ「上野広小路駅」「上野御徒町駅」から徒歩3分、「湯島駅」から徒歩2分という好立地ですので都心の試合会場からは近いです。
埼玉スーパーアリーナ
さいたま新都心駅から上野駅まで約30分。
後楽園ホール
水道橋駅から上野駅まで約20分。
大田区総合体育館
京急蒲田駅から上野駅まで約35分。
有明コロシアム
国際展示場駅から上野駅まで約40分。
横浜アリーナ
新横浜駅から上野駅まで約50分。
特に後楽園ホールや大田区総合体育館からは20~35分で移動出来る距離なので、観戦の前後の時間でも立ち寄りやすいですね。
世界王者が修行の末に辿り着いた焼肉バルスタイル。拘りの溶岩石プレートで提供される最高級A5の牛肉、おすすめです!
以上、第4回ボクサーのお店レポ、李冽理の溶岩焼肉バル「AKANEIRO」でした!
最後にお店の地図と概要を貼っておきます。
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